家具の素材について① 無垢材? 集成材? ツキ板? それぞれのメリットデメリット

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お引越し、ご新築、買い替えなど。。。
家具を選び、購入するタイミングは様々ですが、
家具は大きなお買い物。

気に入ったものを、長く使いたいですよね。

今回は、木製家具を選ぶときに知っておいていただくと便利な
「無垢板」「集成材」「ツキ板」についてそれぞれの特徴をご紹介いたします。
どれがよくて、どれが悪い、ということではありません。
それぞれに特徴とメリット・デメリットがあるので、それを知っていただくことで
家具選びの参考にしていただけると嬉しいです♪

無垢材とは

無垢材とは、「木そのもの」を使った家具を言います。
中でも丸太の状態から板にして、乾燥・製材したそのままのものを
「1枚板」と言います。

厳しい自然の中で育つ木。
さらにそこから乾燥・製材の工程を経て、それでも1枚板の状態で製品化できる板は
非常に貴重で価値の高いものと言えます。

集成材とは

集成材とは、無垢材で説明したように1枚の板を大きな状態で家具として製品化するのは
難しいため、小さい板と板を合わせて貼り合わせたものを言います。

中でも、幅方向に対してはぎ合わせて板にしたものを
「幅ハギ集成材」と言います。

細長い「一枚板」を合わせたイメージです。

幅ハギのアメリカンオークを使用したデイトンダイニングテーブル135(DAYTON DINING TABLE 135)

また、小さめのサイズの木片を長さ方向と幅方向ともに貼り合わせて板にしたものを
「集成材(ブロック集成材)」と言います。

長さ方向に対しても板を継ぎ足している部分が「幅ハギ集成材」と大きく異なります。

ウォールナット材を使用し、ぬくもりと素材感を味わうオイルフィニッシュで仕上げたシンバス ダイニングテーブル135(SHINBASU DINING TABLE135)

「一枚板」「集成材」どちらも「無垢材」

上記で説明した「一枚板」も、「集成材」も、どちらも「木そのもの」を使用しているので
BICASAではどちらも「無垢材」と表現しています。

「ツキ板」とは

「ツキ板」は、「突板」と書きます。
突板とは、薄くスライスした板をベニヤ板やMDFなどの合板に貼り付けたものを言います。

木目の美しい部分を効率的に使うことができます。

美しいオーク柾目材の突板を天板に使用したマルニ60のダイニングテーブル150(Dining Table 150)

無垢材(一枚板・修正材)のメリット・デメリット

■メリット
・木そのものの素材感やぬくもりを味わえる
・経年変化を楽しめる
・重厚感がある
・削り直し等修復ができる
・室内の湿度に合わせて呼吸する

■デメリット
・価格が高くなる
・木が呼吸するため環境によって反りや割れ・ねじれの可能性がある
(集成材は木の収縮が少ないので一枚板と比較すると軽減されます)
・重量がある

突板のメリット・デメリット

■メリット
・美しい木目を揃えやすい
・軽くて扱いやすく、反りや割れがほとんど生じない
・安価である

■デメリット
・経年変化を楽しむことができない
・削ると心材が出てきてしまうため削り直しなどの修復ができない

まとめ

今回は、無垢板・集成材・突板、それぞれの特徴について説明いたしました。
今後の家具選びの際に、「これはどの作りかな?」と見比べてみてはいかがでしょうか。

初めにも書きましたが、どれが良くてどれが良くない、ということではありません。
特徴を踏まえて、使う目的や場所にあった素材の家具選びをしましょう!

BICASAではインテリアの知識が豊富なスタッフが
お部屋作りのアドバイスをさせていただきますので、
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